CONFERENCE REPORT

Interop Tokyo 2026 参加レポート

参加者
谷口 竜太郎
所属
株式会社ウェブ東海
参加日
2026.6.12(最終日)
会場
幕張メッセ
序章

2026年6月12日(金)にInterop Tokyo 2026なるものに参加してみた。
開催1週間前、突如社内で共有された「Interop」。
名前だけは聞いたことあるな~と思いつつ、気づけば勢いに任せて参加応募を進めていた。
どんな技術が集まるのか、どんな雰囲気なのか純粋に気になったのだ。
1週間前ということもあり、ほとんどのセミナーは予約でいっぱいだったので、
今回はブースを見て回る目的で最終日のみ参戦してきた。
その中でも気になったものを主観とともに文章にのこしておこう。

はじめての
1章

すんごい人の数とライバル達

会場にたどり着くと、想像を遥かに上回る人の数がそこに集まっていた。
どうやら最終日の来場者数が一番多く、去年を2000人ほど上回る53,003人が来場していたらしい。
これだけ多くの人がIT技術のトレンドに関心を持ち、会場に足を運んでいるということだ。
スーツに身を包んだいかにもビジネスマンな人、Tシャツ短パンというラフな格好で堂々とした人、
地面に座り込み電話しながらパソコンをカタカタしている人、学ランの将来有望そうな学生、
全ての人がライバルのように見え、着いただけにも関わらず、すでに刺激を受けていた。

わくわく
2章

触覚が日本中に?!

NTTドコモビジネス
OPEN HUB Window over IOWN APN

超低遅延な通信と等身大モニターを遠隔拠点同士でつなぐ次世代コミュニケーションツールに
触覚伝送デバイスを組み合わせることで、まるでその場に一緒にいるような体験ができるという。
実際に体験させてもらい、名古屋・福岡にいる方とコミュニケーションを取らせてもらったが、
確かになにひとつ不自由なく交流ができた。
それよりも驚いたのは、触覚伝送体験だった。
名古屋拠点に用意された木材やスポンジをデバイスを通して掴ませてもらったが、
本当にリアルタイムでそれぞれ、ごっつい感触や、ふにゃふにゃな感触が指に伝わってきた。
まるでその場で本当に触れているかのように。

展望として、アイドルの握手会などでの実現を目指しているらしい。
これからこの製品がどうなっていくのか楽しみだ。
同時に、自分がアイドルを推していた学生時代にこのサービスがあれば遠征費がもっと安くすんでいたのに、とやり場のない後悔を抱えて次のブースへ向かった。

ふれあい
3章

真緑色の世にも珍しきNW機器

ZUNDA
クラウド管理型ルータ ZUNDA CONNECT ROUTER

ひと際存在感を放つ、全体が緑色のこのブースに引き込まれるように足を踏み入れた。
その中でお話しを聞かせてもらったのは、これもまた緑色に包まれたルーター機
「ZUNDA CONNECT ROUTER」だった。
この機器の特筆すべき点としては、本体内部にLTE通信モジュールが内蔵されていること。
電源を入れるだけでLTE回線経由で管理画面に接続できるなんてすごいじゃないか!
機器をデータセンターに設置した後、仮にWANに不具合が起きたとしても、このルーターなら
遠隔で設定の確認や変更が可能ってことだ。
機器設置場所の電波状況によっては接続が不安定になるケースや、災害時などの回線混雑など
課題はありそうだが、次世代NW機器としてとても興味を持てる展示であった。

その他にも、設定変更のログが残る仕様になっているらしく、
環境をあまり知らない人が設定を変更してしまい不具合発生したとしても、どの設定によって不具合が発生したのかが特定しやすくなっている点もいいと思った。

後述するShowNetにも「ZUNDA CONNECT ROUTER」が使われていたが、やはり異色の存在感を放っていた。

かわいい
4章

展示の破壊力

エイム電子
抜け防止電源ケーブル

この展示が目に付けばそりゃ足を踏み入れちゃうだろう。
デスクトップPCが電源ケーブル1本で吊るされていて、パッと見ただけでどこが製品の強みであるのかが分かるようになっている。
アースピンの中に小さい板を噛ますことにより摩擦を発生させて、抜けない仕組みを実現しているらしい。
このケーブルを使えば、電源が抜けてサービスが落ちたなんて事故はほぼほぼ起きない、と言っても過言ではないだろう。

つよい
5章

AI戦国時代

今回のInteropではAIについての製品を展示しているブースがとにかく多かった。
それだけこの業界にAIがもたらす影響は大きいということだろう。
その中でも気になった製品を2つ紹介したい。

A10ネットワークス
AI Firewall

AI Firewallというのは、AIアプリケーションと利用ユーザの間に仕掛けるファイアウォールのこと。
ポリシーによって、個人情報や開発中プロフラムコードなどをAIに送信しようとした場合、
それをブロックすることができるらしい。設定によっては自動でマスキングしてAIに送信してくれる。
AI Firewall自体の中にもAIが含まれており、たとえ巧妙に文言を変えて個人情報などをAIに送信した場合でも
しっかりと守ってくれるとのことである。

何でもかんでもAIに聞いてしまうような社員がいて、会社の機密情報が流されたりしたらたまったもんじゃない。これからの時代必須になってもおかしくない製品である。

いいね
CROWDSTRIKE
Shadow AIから正規の企業AIまで AIセキュリティの全体像

このブースでは、シャドーAIのリスクについて説明を受けた。
簡単に言うと「シャドーAI」とはその企業が承認していないAIツールを社員が個人的に利用することである。
もちろん承認されていないAIであるため、情報を送信すればそのAIから世界中に情報が流出するリスクがある。
攻撃者はそこを利用して、AIの偽拡張機能をばらまいたり、公開されているAIエージェントに悪意ある指示をしてデータを窃取したりする。

AI活用については、まだまだ分からないことばかりのまま進んでいる状況である。
だからこそAIセキュリティはこれから先どんどん必要になってくるのであろう。
個人個人でAIを使うのではなく、企業としてAIを導入するのも一つの手ではないだろうか。

このブースでは、AIを悪用した脅威の話をたくさん聞けたため、より一層慎重にAIを活用すべきだと感じさせられた。

ブースがかっちょいい
6章

このかっこいい人たちはなに?

ShowNet
Engineering Everything Connected

Interopに行く前も、会場内でも「ShowNetだけは見ておけ」と言われてきた。
そこにはShowNetで働く人や展示されている機器を見るために、一番多くの人が溢れかえっていた。
ずらーっと並ぶ数多くのラックにラッキングされた機器たち、綺麗に整線されたケーブル、
正直見ただけでは何が何をしているのかはわからない。
でも展示された構成図や、働く人の面構えを見ると「この人たちはエリート集団だ」と分かった。
ツアーもやっていたらしく、こちらに参加すればよかったと改めて参加申し込みが遅かったことを後悔した。

ガラスの向こうで仕事している人たちは皆かっこよく見え、ここに肩を並べられる日が来るように知識の探求を続けていきたいと感じた。

すんごい
終章

今回は最終日のみの参加だったが、1日では絶対に回りきれないほどのボリューム感だった。
回れるだけ回ったが、恐らく半分のブースも見られていない。
次回参加する機会があれば、2日間ほどで気になるブースをすべて回れるようなスケジュールにしたいのと、セミナーやツアーにも参加したいと思う。

各ブースで説明を受けていても、正直わからないことだらけでもあった。
悔しい思いがあり、勉強意欲を掻き立てるためのいい機会になったと感じる。

 3日間で7回のShowNet説明とLIVEをしてたらしい おつかれさまです